手道具の正しい使い方−ゲンノウはこうして使う
トップ > 木工手道具の正しい使い方 > ゲンノウ

ゲンノウはこうして使う

手道具は、扱う材料や用途によって、さまざまな種類を持つものが多いのですが、金ゾチは、種類が多いうえに、形や材質もいちじるしく違っている点がほかと異なります。

木工ではゲンノウを主に用い、代表的なものが両ロゲンノウです。
  

■ゲンノウの構造

ゲンノウは鉄の頭の部分と柄の部分でできています。

ゲンノウの頭の木口の一方は平面で、ノミを打ったり、クギを打ったりするときに使います。

もう一方は、丸面になっており、木殺し面とよばれ、クギを打ちしめるときに用います。

ゲンノウは、質が悪いと、使っているうちに木口の形がくずれて、平面であるはずが丸くなってしまうことがあります。

ここが平面でないと打撃力が片寄って伝わるために、ノミの柄が割れやすかったりします。

ヤスリのかからないような硬質なものを選ぶことが大切です。

ゲンノウの規格は頭の部分の重量できめられており、大きいものから大ゲンノウ、中ゲンノウ……、と呼ばれています。

ゲンノウは、大、中、小、豆の4種類を持つことが原則ですが、中、小、豆の3本でも大抵の仕事はできます。

ゲンノウには大中小さまざまのサイズのものがあります。それぞれの用途に応じて使い分けます。

大きさ
頭の部分の重さ(g)
75〜150
225〜300
375〜450
560〜750
呼び名
豆ゲンノウ
小ゲンノウ
中ゲンノウ
大ゲンノウ
用途
小仕事やカンナの裏出しに用います。
造作あるいはクギ打ち用に使います。
一般的な造作用。
構造材の穴あけや、大クギ打ちなどの荒仕事用。

叩きノミを使うときは、大ゲンノウを使うと打撃が確実ですが、反対に軽いゲンノウでは、打ってもはね返されてしまいます。

しかし、小仕事には中ゲンノウ、細いクギを打つには豆ゲンノウが必要になります。

やはり、最低3種類は揃えたいゲンノウですが、家庭大工用でしたら、中ゲンノウが手頃で、柄は白カシを選ぶようにしましょう。

スポンサードリンク

■ゲンノウの基本的な使い方

ゲンノケは、柄の端を持って使います。

小さく動かすときは、手首を中心とした円運動、大きく握るときはひじ.肩関節の運動になります。

叩く瞬間に柄を強く握りしめるようにします。

よく柄の中程を握る人がいますが、これでは打撃力が弱く、また方向も狂います。

また、柄を強く握りしめると、ゲンノウの重みが生きてこないので注意します。

使うときは、ひじを体から離し、充分に腕が振れるようにします。
 

■クギの打ち方

クギ打ちでは、木口の平らになっているほうを使います。

そして最後の打ちしめに木口の丸面を使うと、木面に木口の跡を残さずに木材面と同じところまでクギが打てます。

また、クギを打つときは、クギに対して力がまっすぐに加わるように、面の中央部分で打つように心がけましょう。

頭を切ったクギや頭が半丸になったクギは、滑りやすいのでていねいに打ちましょう。


打ち込みは木口の平ら面を使う


打ちしめは木口の丸面を使う

 

スポンサードリンク

関連ワンポイント

ゲンノウは自分で柄をつくることもできる

上等なゲンノウは頭の部分だけで売られています。

自分の手に合った柄をつくり、自分で仕込むわけです。

村料は、カシの木がよく用いられます。

それをシリカゲルを入れた密閉容器の中へ埋め込んで、充分に乾燥させ、小刀を立てて削り形を整えます.仕上げはトクサでこすります。

サンドペーパーでやってもよいのですが、仕上がりがまつたく違います。

柄づくりで注意したいのは、頭に打ち込む部分を正確につくること。

そのためにも墨つけをしつかりとします。
 



このホームページは全てリンクフリーです。どんどんリンクしてください。

Copyright (C)8ri9ri.com 2004 All rights reserved.