手道具の正しい使い方−キリはこうして使う
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キリはこうして使う

キリは、材料に小さい穴をあける道具です。

基本はキリにはモミギリとよばれるものと、 それ以外の外来のものとに分かれています。

モミギリは、長い柄がついたキリで、三つ目、四つ目、ねずみ歯、つぼギリ、萄などがあります。

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■キリの構造

■四つ目ギリ 穂先が長い四角すいの形になっており、歯の断面は四角になっています。

手元に近づくほど断面の四角の一辺が大きく、また深く差し込むほど穴は大きくなります。

ちょうど、細長い円すいを逆にしたような形になります。

種類は、穴の大小によって、小四方、中四方、大四方とあり、小四方は小さく深い穴、大四方は大きい穴に用います。

主な用途は、クギ打ちの際に材料が割れてしまうような場合に、案内穴をあけることです。

案内穴は、使うクギの足より小さい穴でなければならないので、細めの四つ目ギリのほうが使いやすいでしょう。

■三つ目ギリ 穂先の先端が三角すいの形をしており、元のほうは細長い円柱になっています。

先端の三角すいに大小があり、ここの部分で穴の大小がきまります。

形からみても分かるとおり、四つ目ギリのようにだんだん穴が大きくなることはなく、同じ大きさの穴を深くあけるときに用います。

三つ目ギリは、どちらかというと軟木向きで、堅木では、キリの回転がしにくいです。

小通、中通、大通の三種類があります。

■ねずみ歯ギリ 穂先が三つに分かれており、中央が高くなっています。この形から名まえがつきました。繊維の堅いタケ材や堅木に使っても、丸いきれいな穴あけができるので、堅木のかくしクギ打ちの穴あけによいでしょう。 使うときは、軽く静かに切れるだけもみ込むようにします。材質は鋼ですが、無理をして刃先が傷んだりしたら、ヤスリで研いで使います。

■つぼギリ 形は彫刻刀の丸刀と似ていますが、丸刀は外側に刃がついており、つぼギリは内側についています。軟木のかくしクギ打ちの穴あけなどに用います。 板ギリなど各種キリをチャックにつけて用います。押さえる力も回す力も、もみギリよりも大きく、普通の木材ならば楽々と穴あけ作業をすることができます。したがって、より大きな穴あけ作業に適したキリといえるでしょう。

■つぼギリの使い方

つぼギリは、中心がないのでもみ始めに注意が必要です。

まず、穴あけ位置にキリを置き、柄の上をイラストのように手の平でとんと打ちます。

キリの刃形がついたら、キリ先をつけたまま回し、同じようにし刃形をつけます。

刃形が円になったらもみ始めます。


始めに柄の上を軽く
手の平で打ってから回す

■キリの基本的な使い方

使い方は、イラストのように、両手でキリをはさみ、下へ押し気味にしながら両手を互いに前後させて柄を回転させます。

回転中に柄が前後左右に揺れるようだと、穴が広がってしまうので、気をつけます。

手が滑りやすいと思ったら、ちょっと水でしめらせると、意外とうまくいきます。

これは、ノコギリなどほかの道具にも有効なやり方です。

キリの作業中は、両手を使うので、材料は足や固定具で固定するようにしましょう。  
 

■つぼギリの使い方

つぼギリは、中心がないのでもみ始めに注意が必要です。

まず、穴あけ位置にキリを置き、柄の上をイラストのように手の平でとんと打ちます。

キリの刃形がついたら、キリ先をつけたまま回し、同じようにし刃形をつけます。

刃形が円になったらもみ始めます。


始めに柄の上を軽く
手の平で打ってから回す

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関連ワンポイント

簡単な穴あけ作業なら手軽なT字形ドリルを

たくさんの穴をあけたり、特別大きな穴をあけるのでなけれは、扱いが簡単なT字形ドリルが便利です。

聞きなれないT字形ドリルは、文字どおりTの字の形をしたドリルで、Tの横棒にあたるグリップをねじりなから使う道具ですの先端のドリルビットは、固定したものと、交換可能なものとがありますが、鉛筆立てなどの簡単な作品をつくる場合は、一本でも充分に間に合います。

もみギリやハンドドリル、くりこギリなどと違い、片手だけで回すことができるので、固定具はなくても作業できる点が手軽です。

もみギリなど、そのほかのキリと用途に応じて使い分けましょう。

材科を貫通させるときは下に板をあてがう クギの案内穴など、穴を途中まであける場合は特に問頴はありませんが、板を貫通する穴をあける場合は注意が必要になります。

下の穴が完全にあくまで回し進めると、板裏のほうの穴付近が裂けたり、割れたりします。

こういったことを防ぐためには、穴の出口に不要な木村を重ねておくようにします。

そのときは、穴をあける板とあてがう板とが密着していなければいけないので、板を押しつけながら作業するか、締めつけておくかします。

このことは、すべてのキリの穴あけ作業に共通したことなので、気をつけたいものです。

また、これはノミで穴あけをする場合も同じです。
 

キリで材科を貫通させるときは下に板をあてがう

クギの案内穴など、穴を途中まであける場合は特に問頴はありませんが、板を貫通する穴をあける場合は注意が必要になります。

下の穴が完全にあくまで回し進めると、板裏のほうの穴付近が裂けたり、割れたりします。

こういったことを防ぐためには、穴の出口に不要な木村を重ねておくようにします。

そのときは、穴をあける板とあてがう板とが密着していなければいけないので、板を押しつけながら作業するか、締めつけておくかします。

このことは、すべてのキリの穴あけ作業に共通したことなので、気をつけたいものです。

また、これはノミで穴あけをする場合も同じです。
 

ボルト穴の穴あけなどに使う板ギリ

くりこハンドルにつけて使うキリで、板状の木材にボルト穴なとをあけるときに使います。

刃先は三つに分かれ、縦刃、横刃、そして中央部のところにネジが切ってあります。

穴あけの働きは、まずネジの部分が板への進入を確実にします。

そして縦刃で穴の周りの繊維を切断し、横刃で平らにすき取る作用をするわけです。

刃先が特珠なため速く、またもみギリよりも、能率的に作業することができます。

切れなくなったときは、刃先をヤスリで手入れします。

縦刃は内側のところに、横刃は上面のところに切れ刃があるので、そこをヤスリで研ぎましょう。
 



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